Case.13

ヤーンカッターに新たな機能が登場!「測長タイプ」&「太繊度タイプ」

糸を切断するために使われる製品が「ヤーンカッター」です。
YUASAでは、お客様のご要望にお応えして、所定の長さで糸を切断する「測長タイプ」と、今まで切れなかったような太い糸でも切断できる「太繊度タイプ」を開発し、カスタマイズを可能にしました。今回はそれぞれの構造や機能について紹介します。

ヤーンカッター

1.ヤーンカッターの機能と構造

一般的に、ヤーンカッターはヤーンセンサーと繋いで使用し、ヤーンセンサーが異常を検出した際に電気信号を受けて、内蔵のカッターで糸を切断します。例えば、生産工程で切糸が発生したり、本来の糸道から外れたりした場合に、ヤーンカッターを用いることで、送られてくる糸のロスを抑えたり、ガイドやローラーなどに糸が巻きついたりするのを防ぐことができます。

配線図ヤーンセンサーと同様、ヤーンカッターも古くから広く使用されている装置です。弊社ではお客様のご要望を受け、所定の長さで糸を切断する「測長タイプ」と、太い糸を切断できる「太繊度タイプ」を開発しました。

 

2.「測長タイプ」の優れた機能・特長とは?

測長タイプ

事前に設定した長さで糸を切断する仕様です。測長機(付帯のベアリングローラーガイド)の回転数をもとに、走行した糸の長さを計測します。所定の長さに達すると測長機からヤーンカッターに電気信号が送られ、糸を切断する仕組みです。

開発のきっかけとなったのは、”物性測定用に、定規とハサミを使って手作業で糸をサンプリングするのは大変”というお客様の声でした。他にも、糸の製品量を巻き取った重量で確認しているお客様から”実際の糸の長さで製品量を管理したい”というご要望もいただきました。これらがヒントとなり、測長と切断を機械化・自動化できる製品の開発につながりました。

製品保証・品質管理部門や開発部門など、糸の”長さ”をベースにした管理が望まれるお客様にはこちらの「測長タイプ」がオススメです。

*「測長機」について詳しく知りたい方はコチラから

3.「太繊度タイプ」の優れた機能・特長とは?

今までのヤーンカッターでは切れなかった太い糸でも切断できるカッターです。
そのパワーの秘密は内蔵されたバネにあります。強いバネの力でカッター刃を振り下ろし、今までは対応が難しかった太い糸の切断を可能にしました。バネの力を逃がさないよう周辺部品の材質も変更するなど、より性能を高めるための工夫を行っています。
太い糸や特殊な糸を扱うような場合は、「太繊度タイプ」へのカスタマイズをご検討されてはいかがでしょうか。

 

4.お客様の声に応えるYUASAの商品開発力

YUASAは繊維業界の一翼を担うメーカーとして、常に新しい機能を持った製品の開発に力を入れています。私たちの開発の原動力はお客様の声です。「こんな機能が欲しい!」「困っていることがある」など、ご要望やお悩みをお気軽にお寄せください。

ご相談はお気軽に。

ご質問、お見積り依頼など
お気軽にお問い合わせください。

YUASA MEDIA運営会社

湯浅糸道工業株式会社 営業部