Wフラットスプリングテンサー

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2枚の板バネで最高300ghの張力を実現する「Wフラットスプリングテンサー」

今回は、織機や整経機において糸に張力を与える新しいテンサー「Wフラットスプリングテンサー」をご紹介します。今までも板バネを使ったテンサーはありましたが、名前にある通り、2枚の板バネを使用していることが大きな特徴のテンサーです。
大小2種類の板バネによって、強い張力を安定して付与することができます。

Wフラットスプリングテンサーの機能や特長、活用のポイントについて、詳しくご紹介していきましょう。

新製品「Wフラットスプリングテンサー」の優れた機能・特長とは?

特長① 産業資材にも対応!大小2種類の板バネで強く安定した張力を実現

Wフラットスプリングテンサー

Wフラットスプリングテンサーは、2種類の薄い板バネで糸を挟んで張力を与えます。1枚の板バネで張力を与えるフラットスプリングテンサーに比べてとれる張力が大きく、今までのフラットタイプでは難しかった強い力を与えることが可能です。

ポイントは大小サイズの違う板バネ。強い張力を安定的に与えるために、バネの大きさや曲げる角度など設計を繰り返しました。
その結果、300ghの張力も安定的に与えることができ、産業資材のような太い糸を使う織機でも対応できる機能が実現しました。

一つのテンサーで強い張力を与えられるため、省スペース化にも貢献します。

 

Wフラットスプリングテンサーのグラフ

 

また、2枚の板バネ部分だけを交換することができるため、ランニングコストの削減に貢献します。
糸が接するためバネの摩耗は避けられませんが、SUS(Stainless Used Steel)製のため防錆効果に優れています。

 

特長② 張力設定・確認作業の効率化&設定管理のマニュアル化が図れる

張力の設定がダイヤル式になっており、備え付けのつまみを回すことで張力設定が簡単にできます。設定確認も目視でダイヤルの数字をチェックするだけで行えるため、確認時間が短縮できます。

メモリは1~7番まであり、番号を決めておくことで、操作手順の数字管理ができ、マニュアル化も簡単。手順書の作成が課題の企業にはオススメです。
つまみを回すだけのシンプルな操作なため、操作する作業者も選びません。

Wフラットスプリングテンサーのつまみ部分拡大写真

 

特長③ 取付部にはアルミ材、ボディは軽量で高強度なGFRPを採用

取付部には耐久性に優れたアルミ材を、ボディには軽量で高強度なGFRP(ガラス繊維強化プラスチック)を採用し、壊れにくく長く使用できる丈夫さを備えています。

 

交換のタイミングは自社の困りごとや課題を解決するチャンス

Wフラットスプリングテンサーのメンテナンス中の写真

 

いろいろな製品がありますが、どんなに耐久性に優れた製品でも摩耗することは避けられません。そのため、大きな損失を出さないよう、品質を安定させるためには定期的な交換が大切です。

交換時には、今まで使っていた同じ製品に取り換えることが一般的ですが、ご紹介したWフラットスプリングテンサーのように、今までにない新しい機能を備えた製品も登場しています。
私たちYUASAにご相談いただければ、日ごろの困りごとや課題を解決する製品の提案もさせていただきます。ぜひ、お気軽にご相談ください。

 

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